日本の伝統工芸「鎚目」とは

当社の銅製品には、日本の伝統技術と現代の金型加工技術を駆使して生み出された「鎚目」が施されています。
この記事では鎚目の特徴について紹介します。

目次

鎚目とは

鎚目(つちめ)は、金属を小槌で繰り返し叩くことで銅表面に施されています。鎚目には、日本の伝統工芸の「槌起(つちおこし)」と呼ばれる手法が使われており、古くから金属工芸品や刀装具の装飾として用いられてきました。

鎚目を入れるメリット

  1. 熱伝導率を上げる
    繰り返し叩くことで銅が伸び、表面積が大きくなります。
    表面積が大きくなることで銅の熱伝導率がさらに良くなります。
  2. より硬く丈夫な銅に
    繰り返し叩くことで銅が鍛えられ、より丈夫になります。
  3. 美しい光の反射
    小さな凹凸が光を乱反射し、独特の輝きを生み出します。
    見る角度や光の当たり方によって異なる表情を楽しめるのも魅力の一つです。

職人が一つ一つ手打ちで仕上げた「手打ち鎚目」

職人が小槌で一点ずつ打ち込んでいくことで生まれる手打ちの鎚目は、手作業ならではの温かみと高級感を感じさせます。銅の表面には大小異なる凹凸が浮かび上がり、光が乱反射することで独特の輝きを放ちます。また、手仕事による不規則な鎚目は一つとして同じものがないため、まさに「世界に一つだけのアイテム」としての価値を持ちます。

  • 高級感と温もり
    手打ちによる鎚目は、機械では生み出せない温かみをもたらし、上品な佇まいを演出します。
  • 使うごとに増す愛着
    職人の技が込められた銅製品は、時間とともに味わい深さが増し、使うほどに愛着がわきます。

手打ち鎚目の銅製品は、贈り物や特別な場面での使用にぴったりな一生ものの逸品です。

機械と金型による「鎚目模様」

機械と金型を使用して鎚目模様をつけた銅製品は、整然とした美しい仕上がりが特徴です。高度な技術を用いて成形された鎚目は、均一に整った凹凸が表面全体に広がり、統一感のある見た目が生まれます。機械加工による鎚目は量産が可能なため、「日常使いに最適」でコストパフォーマンスにも優れています。

  • 無駄のない美しさ
    均等で美しい鎚目模様が、シンプルでありながら洗練された印象を与えます。
  • 扱いやすさと機能性
    鎚目の機能性は保ちながら、コストを抑えた優れものです。

機械加工による鎚目入り銅製品は、手軽に銅の風合いを楽しみたい方におすすめです。

美しい鎚目をお楽しみください

それぞれの鎚目技法には異なる魅力があり、手仕事の温もりから整然とした美しさまで、さまざまな楽しみ方があります。
当社では、豊富なラインナップからお好みの鎚目製品をお選びいただけます。

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